各エージェントから送られてくる職務経歴書は、それなりの量になるので、良き人材と出会う為、真剣かつサクサクと判定していく必要があります。
どういうポイントで不採用にしているのか、お話します。
今欲しい人材像と本人の自己PR、キャリアビジョンが合わない
完全にマッチすることは早々ないものの、あまりにここが最初からズレていれば即お断りとなります。「より大きな仕事をしたい」とか全然ビジョンじゃないですからねぇ。
文体が稚拙、フワフワの内容
文章で人に理解して、納得して、動いてもらう仕事なので、エージェントの力添えもある職務経歴書が「子供っぽい」「流れがおかしい」「具体性がない」という時点でそっと閉じさせてもらいます。ごめんなさい…
時間がない時は「年齢x学歴x職歴x文章全体の印象」で判断
短期で大量の応募を確認する時は、時間が限られているので、
- 年齢
- 性別
- 学歴
- 職歴
- 文章全体から感じる印象
で判断する時もあります。
これは、年齢が◎歳だからダメ、男だからダメということではなく、あくまで今自社が求めている人材像にマッチしそうかどうかの判断です。
正直、この業務を続けてきた中で、できあがってきた「自分の感覚」になります。が、その分、真剣です。
※余談ですが、この作業をするたびに、自分もこういうふうに外的なステータスのみで判断される場面があるんだということを再認識してます。
人事は常に選定基準をエージェントとすり合わせてます
書類での紹介、実際の面接を経ていく中でエージェントとはかなり密にやりとりしてます。このやりとりが円滑で身のあるものになっているかがマッチング精度につながるので、ある意味合否判定に関わっているわけです。
エージェントの実力のところは応募者側ではどうにもならないですねが、ガッチリ繋がってるんだということは踏まえておくとよいです。
対策:書類以外から希望が高いことが伝わってくる
転職サービスそれぞれの仕組みにもよりますが、書類通過率を上げさせるために、職務経歴書を意図的にふんわりさせて汎用性を持たせてるパターンもありえます。
それはそれでテクニック的には有りかもしれないですが、自分がこの会社は絶対面接までいきたいと思ったら、それをしっかりエージェントに伝えて、間に合う限り、特化させた書類を作ると良いです。
職務経歴書を書き換えられない場合でも、個人的にちゃんとその会社への要望があるとエージェント経由で伝わってくると書類通過のハードルが下がりますね。(自社サービスや店舗を利用したというエピソードはベタだが有効)
人事からもこの辺をエージェントに深掘りし、ある程度の温度感が確認できたら会うことにしてます。