どうも、しゅてる(@sterchannel2020)です。
今回はムシモアゼルギリコさん(@mushikui_net)の著書、「むしくいノート」から得た気づきとToDoを書いていきたいと思います。
去年から興味があったんですが、今年はいよいよ昆虫食の世界に踏み込んでみようかなと思って、何冊か手に取ってみたのですが、こちらが一番面白く、後押ししてもらった感がありました。
「むしくいノート」から得た気づき
自分の中の常識を再定義するところから出発

この本を読みながら、どうやって自分の中の抵抗感を払しょくするか考えてました。
まずは、
「歴史的に人類はずーっと昆虫を食べてきており、今も約20億人が食べている」
この紛れもない事実を自分の中に落とし込むところから全ては始まるなと。
自分の中の非常識を常識化する試み。それを楽しみましょう。
「ファクトフルネス」という本が話題になりましたが、まさに『データをもとに世界を正しく捉えよう』としてみるアクションですね。
世界人口が約80億人として、そのうち約20億人が昆虫を食しているとすれば、
「人類の4人に1人が虫を食べている」
ということになり、ちょっとした好き嫌いレベルの食材と捉えることができませんか?
日常生活目線から文字通り『世界観』を広げてみる
その世界人口は増え続けており、食糧難が懸念されています。
そこへの対策として注目されているのが昆虫。
育てるハードルの低さとタンパク質が摂れることがポイント。家畜と比べ餌代も排出co2も低く済むようです。
宇宙食への抜擢という浪漫要素も摂取しておくと、男子は特によいのでは?
本気で普及させたい人と嗜好品としておススメする人に分かれてる?

味が美味くて栄養もあるという食材を本気で浸透させたいならミンチ、ペースト化して料理したり商品化したりすればいいじゃん!
と思いました。
書籍を数冊読んだり、Googleマップで昆虫が食べられるお店を調べたりしましたが、何故かそのままの姿焼き、姿煮ばかり…
なぜ抵抗感高い部分に手を加えずそのまま推すのか?食感推し?話題性?
食べれる側の人が嗜好品として扱ってる印象が否めません…
食感なんて正直あとあと辿り着けれはよいポイントですよ。
味や見た目の納得感より上に来るわけないですよね。
『この料理は味は不味いけど食感は最高だな!』
という情報は人を動かしますかね?…
…と、ここまで書いててふと気が付きました。これはいかん。視野狭くなってる。
「ネット上で分かった気」、ダメ、絶対!
今現在は、嗜好品として楽しんでる方々が発信してくれている情報のほうが密度、確度、量が満たされていて、かつ、調べる型の人たちも興味本位、怖いもの見たさの人が多いので、ここでマッチングしちゃうわけですね。Google先生はそこを重視するわけだがら、上位表示も当然と。
ここからは足で調べましょう。
真逆のポジションの方々や商品も勿論ある
長野のアンテナショップを物色してみました。
メインはやはり姿ありきの瓶詰めや缶詰でしたが、松本大学の研究室と安曇野のメーカーが共同開発した『イナゴおかき』というものも売ってました。これはイナゴの佃煮をパウダーにして使用していますので、商品自体の見た目は抵抗感ゼロで、味もグッドです。(当たり前と言えば当たり前)
パッケージはおふざけ路線(楳図路線)に振ってキャッチーにしてみたようですが、中身の真っ当さがあるからこそですね。
発展系としてバキバキにオサレ&プレミアム路線もありだと思います。高級素材だけ使い手作りして高価格帯で売ってみるとか。
MUJIのコオロギせんべい、コオロギチョコも淡々とラインナップしてきてて、個人的には好感触です。
「むしくいノート」から得たToDo
美味しさへの好奇心を高める

さて、これから実際に食べていこうと思ってるんですが、ぶっちゃけ「悪魔の実」だと思えば良いんですよね。
『ムシムシの実 モデルアブラゼミ』とか。
食べることでその「能力」と「パワー」をいただく。
得られる能力は、そのものずばり『その昆虫を食べることができる』という能力です。令和4年現在、これはかなり稀少な能力。食べられることを話題にでき、印象付けたり、新たな出会いやビジネスチャンスさえもゲットできるかもしれません。
パワーもといタンパク質も摂取でき、デメリットはないですよね。(適切に下処理されているのはマスト)
クエストを組み立てる
上で少し触れましたが、今現在はまだ一般食材としては普及していないので、食していく際は衛生に気をつけないといけません。
ただここは大衆度の高いものから順に攻略していき、自分の知識レベルを上げていけば問題ないかと。
下位クエスト
イナゴ、コオロギ、ざざむし、ハチノコあたりが下位クエスト。
パウダー加工商品からスタートするのが無難かな?と思いつつ、それでは得られる経験値が少ないかなとも。
やはり王道のイナゴの佃煮からですかね。
上位クエスト
タガメ、カナブン、カミキリムシ、セミあたりは完全に上位クエストですね。
今はまだ歯が、いや足腰が立ちません…
ただ『カミキリムシはトロの味で昆虫食の王者』とか『カナブンは山のポップコーン』というパワーワードを目にしてしまったので好奇心は日に日に高まってます。
いざ一口目はノールック&勢いが大事
初めての食材(虫)に挑む時の戦法は至ってシンプル。
見た目を極力見ずに勢いで口に入れノー思考で租借する。
ここさえ越えればおそらくグランドラインに入ったメリー号のように一気に滑り込んでいけるはず。
「むしくいノート」のまとめ
ゲーム感覚で段階を設け、今の自分のレベルに合ったものを食べていくとスムーズに楽しめるはずです。
毎年夏に都内で開かれている『セミ会』などの逃げる余地もない完全な環境に飛び込むこともおすすめ。
…なのですが、ここ2年はオンライン開催になってるようなので、手元で自分で素揚げしたり燻製にしたりしないといけないようです。
これは逆に素人は無理ですね。残念。
食したレポート記事を随時にあげていきますので、ご興味ある方は一緒にトライしましょう。