見落としがちなクラウド上のデータ整理。いざという時に大量のデータを移す手段を用意しておかないと大慌てすることになっちゃいます。備えておきましょう。
クラウド上のデータ整理も断捨離の1つ
クラウド上に写真や動画のデータを保管するのは当たり前となっていますが、そのクラウドサービス自体を乗り換える時のことって考えたことありますか?
AppleやAmazon、Google、Dropboxなどストレージとして活用できるサービスはいくつもありますが、その内容、料金体制はまちまちですし、常に変動します。
これまでお得に使えていたサービスが一転コスパ悪くなったり、最悪サービス提供を終了する可能性もゼロではありません。
長年愛用してきたDropboxのコスパを見直すことに
当初、無料の2GBでは足らなすぎて、やむなく一気に有料1TBにしたものの、保存データの増え方は思ってたよりだいぶゆっくりでした…
中身を確認してみると、大きな領域を占めていたのは「とりあえずバックアップしとこ」と思って、まるっと保存かけていた動画や画像の生データでした。
これらは、ハイライト部分は既に編集しシェア済みなのですが、まるっと削除するにはもったいなく、かと言って編集したいかというと時間が経っていて、そこまでのモチベーションはない…というものばかり…。
とは言え、流石にコスパ良くないと思い、重い腰を上げました。
Dropboxから外付けハードディスクに移して無料プランへ
購入した外付けのハードディスクドライブに重いデータをごっそり移して、Dropboxの使用容量を一気に減らし、無料プランにダウングレードすることにしました。
しかし問題が2つ。
データ移行時の問題①パソコンの空き容量がほぼない
Dropboxから外付けHDDにダイレクトにデータをダウンロードするには、そもそもの紐付けをパソコン内のCドライブでなく外付けHDDのほうに変更しなければならず、相当の手間になりそうでした。
そこでやむなく、「ある程度の量をパソコンに落とし、その上でHDDに保存する」を繰り返すことにしました。
しかし、ここでネックになったのがパソコンの空き容量。これも長年使っているので空き容量がかなり少ない…。
スマートシンクをフル活用することに
データ移行の途中でふと思い立ちました…
「Dropbox側のみにデータ本体を置き、パソコン側では見た目だけ」とできる「スマートシンク」機能を臨時で全ファイルに適用すればかなり容量あくのでは??
この機能自体は普段から使っていたのですが、完全に終了したプロジェクトや関与が低いプロジェクトのフォルダにだけ適用してました。
それを一旦すべてのフォルダに適用したところ、一気にパソコン側の容量をあけることができました。よしよし。
データ移行時の問題②データ大量&重過ぎでダウンロード遅い
10年分くらい貯まっていたのでさすがに膨大、かつ一個のファイルが重いのです…(中には4Kの撮影データもあり…)
手間を考えると40~50GB分くらいは一度にまとめてダウンロードしたいのですが、40~50分以上かかる表示に…
降臨!有線接続の高速回線NURO光!
ここで超久しぶりにWi-FiルーターとパソコンをLANコードで有線接続し、高速通信を発動!
ふだんは無線で平均100Mbpsの我が家ですが、これにより最大600~700Mbpsへ大幅アップです。
ダウンロードの目安時間も一気に短縮され、無事にデータ移行は完了できたのでした。
クラウドだからと放置せず定期的に見直そう
ずっと放置していたストレージを整理できて、気分的にもかなりすっきりしましたし、いざという時のデータ移行にも慣れることができました。
家やオフィスは大掃除すると思いますが、スマホやパソコン、クラウド上のストレージも定期メンテするといいですね。
データを含めて身の回りの整理はボクらが思ってる以上に恩恵を受けれますね。